日本映画批評家大賞

祝辞



内閣総理大臣 安倍普三

第22回日本映画批評家大賞の開催を心よりお慶び申し上げます。
長年、映画文化の発展に貢献されてきたことに敬意を表します。

映画は、総合芸術として、人々に夢や感動を与えてきました。
国境、民族、言葉を越えて人々の心にとけこみ、娯楽として、
また優れた芸術として親しまれています。
私も、これまでに、いくつもの素晴らしい映画作品に出合ってきました。

日本は、長い歴史と独自の文化をもつ国です。
そして、まだまだ大いなる可能性を秘めている。
この可能性を引きだすことができるのは、
日本の映画、アニメ、マンガなどのコンテンツ産業にあります。
わたしたちの勇気と英知と努力を十全に行使し、
コンテンツ産業のビジネスインフラの整備をし、
日本から世界へ発信するシステム作りを推進してまいります。

後とも、日本初のこの日本映画批評家大賞が、
世界中の質の高い映像作品に接する機会を提供し、
世界の映画文化を豊かにする上で
大きな役割を果たしていく事を願っております。

内閣総理大臣
安倍 普三