日本映画批評家大賞

ご挨拶


おかげさまで日本映画批評家大賞も今年で22回目を迎えることが出来ました。
おまけに久しぶりに東京都心のホテルでの開催。本当に嬉しく有難く思っています。

第1回目が開催されたのは1992年(1991年度)で、残念ながら私はまだ参加してはおりませんでしたが、水野晴郎さんが私の育ててもらった映画雑誌社の先輩である、淀川長治さんと小森和子さんに相談して「私たちもNYの映画批評家たちのように、誰にも遠慮せずに自分たちの本音で選ぶ映画賞を作りましょう」と、理想に燃えて立ち上げたときいています。だから日本映画批評家大賞は本当に心の底から映画を愛する人たちの集りなのです。特に私たち選考委員は本物の専門家としての誇りを持って、他の賞とは一線を画した選び方をしたいと考えています。

古い映画人の顕彰も、新しい才能を見つけることも私たちの大切な役目です。
今後ともますますのご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

日本映画批評家大賞
選考委員会 代表
渡部 保子